ZiL Noble 白書

バンテックセールス社 ジル・ノーブルの装備と使い勝手をレポートしていきます。

blogタイトルは名ばかりの、あくまでも自己満足な内容ですが よろしくお願いします。

納車翌日、練習走行

納車から1日経ちました。

 

ノーブルを使いこなすためには、運転感覚を身に付けることが先決です。

なので、仕事の合間をみて運転練習することにしました。

 

月極駐車場にノーブルを取りに行きます。

 

納車された昨日は見通しの悪い夜の走行でしたが、今日は日中のため 車体の大きさや障害物との距離感を気にしながら運転できます。

納車後の運転時間は昨日の20分だけです。 慣れていなので少し緊張しているものの、家の前の狭い路地でもサイドミラーを使い しっかり見切りながら進入できました。

 

昨日は出庫しか経験していない家の駐車場にも一発で入庫できました。

後方ぎりぎりに寄せる感覚は昨夜つかんでいましたから、母屋にしっかり寄せて停められました。 あとは左右の車幅感覚を掴まねばです。

 

今日は母を乗せて、家から1時間ほどの海産物で有名な大型スーパーを目指します。

 

母は85歳です。 高齢ですし 片ひざは人工関節のため、助手席には乗れません。 それでもノーブルの収納式のエントランス・ステップが有るおかげでキャビンには乗り込めます。 サードシートに座らせて、出発です。

 

FFヒーターのおかげでコートを脱いでくつろぐ母は、今日が初乗りです。

キャビンからの車窓に、「わー、景色がよく見えるー」と、はしゃいでいます。

今まで軽自動車からでは見えなかった景色が楽しくてキョロキョロと観ていた様です。

 

ガソリン車のノーブルを選んだのは静音性を期待してです。

運転しながらでも、サードシートの母とは普通に会話ができます。

予想以上に互いの声が届いてくれて、嬉しい誤算でした。

 

納車時の燃料はフェールメーターで1/4しか入っていません。 近所のG.Sで初給油です。

どのくらい入るのか、そしていくら掛かるか解らないので、セルフ給油機に1万円札を投入しました。

満タンまで入れると、67Lも入りました。 そしておつりは200円だけ・・・

「ひぇー、なんとも高いガソリン代」です。 でも、これでしばらくは給油なしで遊べます。

 

慣れない大きなノーブルですから、広い道を選んで走ります。 10分も走っていると緊張感もなくなってきました。

 

今日は運転の練習ですから、車体の大きさを感覚的に覚えるためにサイドミラーを意識して頻繁に見ます。

ルームミラーですが、後方確認はほとんどできません。 ノーブルにはキャビンの後ろにも大きな窓はあるものの、後続が大型車でなければミラーに映りません。 代わりにバックモニターが有りますが、どうしても今までの癖でルームミラーに目がいってしまいます。 そこでルームミラーは運転席の天井が映る向きにしました。

 

運転しながら、車体の大きさをイメージして進みます。

ふわふわと上下に揺れる感覚は、ハイエースの時にも味わっていましたが、ノーブルはより大きく揺れる感じです。

この揺れは、私的には かなり好きです。 フワン フワン って感じです。

 

キャビン部は、後輪が板バネのためか 路面のギャップで敏感に振動します。 常に小さな路面変化を拾い、ガタッ・・・ガタガタッ・・・ と、振動しています。

大きく揺れると家具類のきしみ音も混じります。 ガタッ・・・ギシッ・・・ギシッ・・・・ガタン・・・・

でも、さほど気には成りません。 運転席と、母の乗るサードシートとの会話が 車の音で中断されることがないためです。

 

30分も走っていると、大分 運転に慣れてきました。

街乗りですから車の流れに乗り40~55Km/hの範囲で走行していています。 このスピードならノーブルの運転席はトラックベースと思えない乗り心地の良さです。 私が乗っている軽自動車よりも勝っています。 そしてエンジン音も静かです。

フワン・・・フワン・・・と縦に揺れて、観光バスに近い感覚の乗り心地です。

 

コーナーでは十分に減速しましたが、不安定感はなく思った通りにライン取りできます。

 

視界は良好で見切りがいいし、車の流れも読みやすいので 慣れてくると運転が楽しく成ってきました。

 

前を走る車とは車間距離を大目に取っていたのですが、意外と割り込まれません。 ノーブルは見た目4ton車くらい大きく見えますから、乗用車は強引には割り込みにくい様です。

 

1時間ほど走り、目的地のスーパーに到着しました。

駐車場に入り、足の悪い母のために建屋の入り口近くまで侵入します。 見た目とは違い小回りが利くし、2.1×5.2mの大きさは ありがたく感じました。

 

母を下ろし、ノーブルは駐車場の一番奥に。 他のお客さんにご迷惑をお掛けしないためです。 この店舗は観光バスも来る人気店で、駐車スペースもたっぷりですし、気兼ねなくノーブルを停め置きできました。

 

往路は国道でしたが、帰路はバイパス線を選びました。

ノーブルの高速走行性能を知りたかったからです。

 

バイパスはいい感じで流れています。

ノーブルのアクセルを踏み込んで加速しながら合流します。

スムーズに合流できました。

 

往路の国道より飛ばしているものの、速度計では65Km/hです。 後続してきた2tonトラックが一気に距離を詰めてきました。 流れに乗らねばと更に加速し70km/h以上にすると、左右の揺れが大きくなり、架装部も細かく縦揺れしだしてガタガタと音がします。

母の乗り心地を考えると60km/hくらいでの巡航がいい感じなのですが、サイドミラーに映る後続車の数が次第に増えてきました。 5~6台はいます。

精神的に迷惑を掛けてしまっている感じがして、更に加速して80km/hも出してしまいました。 路面も高速道路ほどの精度でないバイパス線ですから、この速度ではかなり大きく揺れて常に小刻みなハンドル操作をしていないと事故を起こしそうです。

登り傾斜に成りノーブルの速度はみるみるうちに遅くなってしまいました。

65km/hくらいです。 もっとアクセルを踏み込めば加速するのでしょうが、登坂車線が見えてきて たまらず譲ります。

登坂車線が終わると今度は下り坂です。 車体の重みでどんどん加速してしまい、またまた揺れが大きく成り始めました。

シフトダウンするとエンブレが効き、いい感じで減速してくれました。

「そうか、このシフト切り替えは使えるぞ」 それからは登りでも積極的に使いはじめました。 70km/hを超えないくらいで巡航できる感じを掴んでバイパス線を降りました。

 

今日は敢えてスピードを出してみて まずまずスピード感にも慣れましたし、一般道はなんの不安も感じずに乗れる様に成りました。

 

サードシートに座っていた母の感想です。

国道を使った往路では乗り心地は軽自動車と同等くらいで、眺めがいい分 すごく楽しく乗れた。 でも、帰路は結構 揺れて乗り心地はあまり良くなかたそうです。

 

母はキャビンにしか乗れないので、母を乗せた時は60km/h以内の走行がいい事が解りました。 自分もフワンフワンの乗り心地に酔える60km/h以内で走るほうが余裕を持って楽しく運転できますし、ノーブルで出掛ける時はゆっくり飛ばさずにいくのが一番の様です。