ZiL Noble 白書

バンテックセールス社 ジル・ノーブルの装備と使い勝手をレポートしていきます。

blogタイトルは名ばかりの、あくまでも自己満足な内容ですが よろしくお願いします。

走行練習2回目

一昨日きのうと1泊2日で、温泉宿に行ってきました。

 

納車されて今回がはじめての休日です。

早くノーブルで車中泊してみたいのですが、トイレもキッチンも 使い方すら解らないままなので、まだしばらく先にお預けです。

 

いつもなら私から誘う温泉旅行ですが、珍しく妻から誘ってきました。

「仕事のストレス解消に、温泉に行きたいなぁ」

これまでは軽自動車で出掛けていましたが、走行練習を兼ねてノーブルで出掛けることにしました。

 

今回、母は家で留守番です。 妻を助手席に乗せて、ノーブルのエンジンを掛けます。

キュルブーン。 一発で始動、ガソリン仕様で静かなエンジン音です。

 

納車日に少しと、先日は母を乗せて走行練習をしていましたから、これでノーブルの運転は3回目です。 緊張ぎみだった前回とは違い、緊張感もなく運転し始められました。

 

目指すは湯郷温泉。 女子サッカーで有名な湯郷ベルのホーム地です。

我が家からは軽自動車なら1時間余りですが、今日はノーブルでのんびり行きます。

 

出発して少しすると ひと山越えていくルートに入りました。

所々路面が悪く、ノーブルは轍などに車輪が取られる度に車体が左右に振られます。

この揺れがどうにも怖くて成りません。

実際にはそれ程ではないのでしょうが、運転席からの感覚では結構な揺れに感じ つい逆ハンドルを当ててしまいます。 ハンドルは切りはじめに遊びがあり、思っているタイミングより遅れて軌道を修正する感じで、恐怖心から アクセルをどんどんと緩めてしまいます。 後続の車が4~5台 くっ付いてきましたが、もう気を遣ってなどいられません。

ヒヤヒヤしながらハンドルを握る私とは対称的に、妻は「眺めがいいし思っていた以上に乗り心地がいいね」と、能天気な事を言っています。

 

ようやく広い国道まで出ました。 ここからは路面も良く、左右の大きな揺れにも神経を使わずに走れます。

 

お昼を食べずに出発したので、途中でスーパーに立ち寄りました。

スーパーの駐車場にはバックで一発で停められました。 車の小回り具合の感覚も掴めてきて、バックモニターも便利に使える余裕まであります。

 

スーパーで買ったお弁当を、はじめてノーブルのリビングで食べてみました。

本当ならTVを付ければ見れるのに、このソファー&テーブルでお弁当を食べているだけで満足です。

 

手短に昼食を済ませて、再度出発です。 しばらく進み、吉井川沿いの国道に入ってきました。

ノーブルからの視線が高い位置にあるため、今まで軽自動車では見ることができなかった風景が目に飛び込んできます。 綺麗な川を眺めながら、妻と二人で景色に感動しました。 ノーブルはやっぱり楽しいです。

 

川沿いに、山あいを縫うように右に左へと くねる道は、所々 路面が悪く、ノーブルが左右に振られます。

この揺れにさっきまでは とっさに逆ハンを当てていたのですが、次第に揺れの感覚が解ってきました。

路面の凹凸を捕らえて振られるものの、黙っていても揺れ戻って安定しようとしてくれるんですね。

解ってしまえば緊張感はすっかり無くなって気持ち良く運転できました。

細かい揺れよりも、大きな波というか、路面レベルの変化とコーナーの曲がり具合や速度による挙動を感覚的に予測できる様に成り、コーナーの入り口から出口まで、スムーズな軌道を選んで走れる様になってきました。

トップヘビーのキャブコンですから どうしても時折大きく振られますが、必要な分だけの逆ハンをタイミング良く入れられるまでに、揺れと揺り戻しの感覚を掴みました。

 

温泉宿まであと少しの距離ですが、のんびり55~60Km/hで走行しているうちに眠たく成ってきました。

いつもの軽自動車だったら、このまま一気に宿まで向かうのですが、ノーブルにはベッドがあります。 「ドライブインでひと寝したらどう。 私は雑誌を読んでいるから」と、妻に促されて休憩を取ります。

 

展示場でノーブルの車内を見せてもらった時は、妻は一人で 図々しくベットに寝そべって はしゃいでいましたが、私はじっくり見るのはこれがはじめてです。 

広くて綺麗なベットルームです。 いい感じでお日様が後ろの窓から射しこんできて、ぽかぽかです。 硬さも丁度良いベットに横に成ると、すぐに眠ってしまいました。

15分くらい寝ていたでしょうか。 頭もスッキリして運転席に戻ります。

妻はリビングの乗り心地を知りたいと、サードシートのままで発進です。

 

ガソリンエンジンが本当に満足な静かさで、妻と離れていても普通に会話ができます。

妻に乗り心地を訊くと、「普通に走っていれば いい感じで、たまに揺れるのは それほど気に成らない」との事でした。

 

程なく宿に到着しました。

今度も無難に駐車場に停められました。 きちきちの駐車場でなければ、普通に停められる自信が付いてきました。

 

宿の夕食会場へ繋がる展望ロビーの窓から、大きくて存在感があるノーブルが見えます。

他のお客さんが見つけて、「おーっ、キャンピングカーだ・・・」と話している声が聞こえてきました。 何故だか、少し嬉しい気持ちに成りました。

 

日が変わり、翌日は朝から雨降りです。

観光は取りやめて真直ぐに帰る事にしました。

ノーブルを運転するのは今日で4日目。 はじめて雨天での走行でしたが、ブレーキの効き具合にも問題なく普通に乗れました。

 

納車の日、はじめてハンドルを握った時には まるで大型バスを運転している様な、ノーブルの車格がとても大きく感じて おっかなびっくりでしたが、4度の運転を経て実際の大きさとリンクしたイメージで運転できる感覚を掴んできました。

雨天走行も経験したし、ようやく運転慣れしてきた感じで、狭い道に行かなければ普通に運転できる自信が付いてきました。 

 

早めに帰宅したので、妻と二人でキャビンで使う鍋や雑貨を買いにいきました。

いっぺんには揃えきれませんでしたが、これで車中泊できる日が近づいたのかと思うと、何だかわくわくしてきました。