初デイキャンプ
楽しみにしていた休日が来ました。
仕事柄、2週間連続勤務が多く、久しぶりの休日です。
ノーブルで出掛けるのは湯郷温泉旅行以来ですが、その間に少しずつノーブルで使う諸もろを購入していました。
まだ寝具類が揃っておらず三連休なのに日帰りですが、 待ちに待っていたキャンプに この週末は 今日から3日続けて出掛けられます。
このところ大雪が続き 天候が心配でしたが、今日からは まずまずの天気予報です。
今朝は連勤の疲れから、お寝坊なスタートの私です。
9時過ぎからノーブルを家の駐車場に移動してきて、水回りの給水をします。
なにしろ初めての準備です。
バゲッジドアの鍵が空かないし、生活水タンクのキャップも空かない、カセットトイレの使い方は えーと・・・
その都度、ノーブルの説明書を読んで勉強です。
要領を得ず ようやく準備が整ったのは正午過ぎ。 妻は仕事でしたから、母をサードシートに乗せて二人で出発しました。
途中でスーパーに寄って食材を購入です。 はじめての調理はカレーライスと決めていました。 とにかくノーブルのキッチンでの調理は 家庭のキッチンとは違いますから、無難なカレーライスから練習です。
本日の目的地は「あいおい白龍城」、片道2時間の距離です。
途中の道は いい感じで流れていて、予定通りに到着しました。 ところが道の駅の駐車場は既に満車で、場内は人でごった返しています。 入口で警備員が満車の看板を見せているくらいです。
すぐに諦めて移動です。 こんな事も想定して、穴場を調べておきました。
移動して5分。 ポート公園の駐車場は思った通りに空いていました。
7~8台しか停められない駐車場なのに先客は1台だけでした。
ここの景色は運河沿いで、けっして素晴らしいと言うほどではありませんが、人も疎らで静かですし 初めてノーブルでのデイキャンプ地にはちょうどいい所でした。
今日は風が強くノーブルは時々揺れます。 でも気には成りません。 母も私も、わくわくして楽しくってしょうがないんです。
道路沿いなのに車の通る音すら気に成りません。 二重の窓と一体形成のキャビンは防音性能も兼ね備えていました。
随分と前にハイエースのキャンピングカーで両親を乗せては、あちらこちらに出掛けたものです。 母はその頃の楽しさを覚えていますから、久しぶりにキャンピングカーで遊べてとても嬉しい様子です。
TVを付けて母にはリビングで ゆっくりしてもらいます。
自分は最初にトイレを使用してみました。
「いやー、思っていた以上に快適空間です」 FFヒータの吹き出しが備わっているおかげでトイレルーム内は温かいんです。
入ってすぐに、窓からの景色に目が行きます。 この窓がもし無かったらもっと圧迫感を感じるかも知れません。
はじめて使ってみたカセットトイレの使用感も素晴らしく、車の中と言うことを忘れる程に完璧な個室です。
しかも衣服の整えまで十分できるだけの広さがあり、天井までが高いですし、大きな鏡があるおかげで より空間は広く感じました。
そして、キッチンで生活水を使います。
蛇口のレバーを上げると、ブーンとポンプが回る音がします。 しばらく空気が出た後に水が出てきました。 更にレバーを温水側に倒すと、温かいお湯も出てきて感動です。 ノーブルの温水ボイラーは特に操作も必要とせずに、到着したらエンジンの熱で温まったお湯が出るんです。
こんなことキャンピングカー乗りの諸先輩からすれば当然でしょうが、もう25年も前ですが 若い頃に乗っていたハイエースでは小さいシンクのわりに水の勢いが強すぎて 使えば水が跳ねまくりでしたし、ボイラーがなく 真冬の水は冷たいばかりでしたから、ノーブルの実用的なシンク&生活水には感激でした。
朝から何も食べずにここまで来ました。 二人ともお腹が空いています。
「よーし、美味しいカレーライスを作るから待っていてね」
ソチオリンピックを観ながら くつろぐ母とすぐの距離でキッチンです。
声を掛けられる距離はキャンプを ひときわ楽しくさせてくれます。
このノーブルのキッチンでの調理を私は本当に楽しみにしていました。
普段から料理が好きで、けっして料理下手ではない妻も ここ3年で作ってくれたのは2回だけ。 それほど私が料理好きと言うことです。
今日のためにノーブルのキッチンに ぴったりな調理器具をひと揃えしておきました。
使い勝手やサイズを考えて、お皿やカップ、包丁に まな板、ボールからフライパンまで ほとんどが新調です。
中でも新兵器の真空保温調理器シャトルシェフに大きな期待をしています。
こいつを使いこなして、色々な料理をノーブルの車内で作ってみたいんです。
いざ調理を開始してみると、狭くコンパクトなキッチンでは 思う様には作業効率が上がりません。 それでも それなりに失敗もなく調理は進みました。
中・小 ふたつのシャトルシェフを同時に火に掛けます。
そうだ、換気をしなくては。 キッチン前の窓を開けてレンジフードを回すと これが驚くほどに使えます。
展示車を見に行った時には、こんなに薄くって ファンだって小さいだろうし 飾りかも・・・・
その程度に考えていましたが、構造はフードからダクトを経てボディーと一体に成っている屋外換気扇に繋がっているんです。
この換気の能力が十分で、煮込んでいる鍋の湯気は室内を汚しません。
窓から吸い込んだ空気が そのままフードに流れていて、鍋から登る湯気も一緒に吸い込んでくれます。 ノーブルは しっかりと作り込まれている満足感を感じつつ、ノーブルでの調理を楽しみます。
シャトルシェフで真空保温調理している間に、調理道具を片付けながら紅茶のお湯を沸かします。
ネットではキャブコンのコンロは火力が弱いと 時々書いてありますが、ノーブルのコンロは使えます。 鍋や やかんの選択も炎を効率よく受ける ちょうどいいサイズの物を選べたのだと思います。
あとは真空保温調理が完了する時間を待ちながら、リビングでくつろいで待つだけです。 私もTVを観ながら紅茶でホッとします。
いやー 最高に楽しいし、落ち着きます。 仕事で疲れた頭も この まったり感でスッキリしてきました。
キッチンタイマーが調理の終了を知らせてくれました。
ご飯は上手に炊けたのかと、少しの不安と 楽しみな期待感で蓋を開けると、ちゃんと美味しそうに炊けています。 カレーライスも じゃがいもや人参が いい感じで柔らかく出来あがってくれていました。
期待通りにシャトルシェフも使えます!
お皿に盛りつけて本日の料理が完成です。
我が家のキッチンとは違い、色々な調味料はありません。 具材を炒めれば美味しいのに、汚れものを減らすために水から煮込んだだけの簡単調理です。
隠し味もなく、シンプルに市販のカレーのルーを溶かし、塩と砂糖で味を整えただけ。 それなのに、今日のカレーライスは何故だか美味しい!
85歳の母までも、おかわりして食べてくれました。
「ノーブルのリビングで食べたから、こんなにも美味しいんだよね。」
母と嬉しい気持ちで話しました。
調理道具を片付けてから、母と二人で のんびりと過ごしました。
眠くなればベッドで寝ころんで、目が覚めれば窓の外を眺め、日頃は仕事にかまけて 一緒に居てあげずにいるけれど、ノーブルのお陰で少しは親孝行できた気がします。
いつの間にか外は暗く成っていて、夜の20時を回っています。
「そろそろ帰ろうか。」
このまま帰っても よかったのですが、せっかく相生に来たんだし もう一度道の駅に立ち寄ってみることにしました。
道の駅は昼間とは うってかわって ガラガラに空いていました。
それでも駐車場には車が15台くらい止まっていました。 その中にキャブコンが1台とバンコンも数台いました。 キャンピングカーで車中泊している方は このタイミングで道の駅に来ているんだなあ、そんな事を感じながら帰路につきました。
帰宅できた頃には22時を過ぎていました。 初めて2時間の夜間走行もしたし、今日は遊び疲れました。 でも充実した疲れです。
こんなに遊んで充実を感じたのは いつ以来だろう。 よーし、明日もノーブルで出掛けるぞ!
ノーブルを買ってよかったと、実感できた一日でした。