ZiL Noble 白書

バンテックセールス社 ジル・ノーブルの装備と使い勝手をレポートしていきます。

blogタイトルは名ばかりの、あくまでも自己満足な内容ですが よろしくお願いします。

ノーブルに 母と妻を乗せ、GWキャンプ

楽しみにしていたGWが来ました。

今回は母と妻をノーブルに乗せて3名で出掛けます。

今日明日とお天気は晴れマーク。 きっと楽しい旅になると思います。

 

ノーブルの出発準備をします。 まずはじめに冷蔵庫のスイッチを入れます。

ノーブルの冷蔵庫は90Lの容量があるので飲み物と食材・デザートから、(製氷室も付いているので)ロックアイスまで積み込めます。

冷やす能力も十分にあり、出発前の準備をしている間に いい感じで冷えてくれます。 

続けてトイレまわりと生活水タンク&飲料水タンクへ給水したり、そうだ あれも積んでおこう・・・

手慣れた作業ですが、それでも1時間程かかります。

「今日はノーブルの旅でどんな素晴らしい事があるんだろう」そう思うと、この時間すら楽しいんです。

 

ノーブルの生活水タンクですが、キャビン内にレベルゲージが付いていて残量を確認しながら使えます。

 

※生活水タンク・レベルゲージ=写真上部 丸いメーター。

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このレベルゲージには癖があります。 センサーの検知範囲や取り付け位置の関係だと思うのですが、ゲージがゼロに成ってからも、更にポンプが空引きするまで40%強は残水が有ります。 

いよいよ空と言うところが解らないのですが、使っていると おおよそは勘で解ります。

私のノーブルは初期型なので、今後改善されるかも知れません。

 

ノーブルには飲料水用のポリタンクも付いています。(20L入ります)

お米を磨いだり うどんを茹でたり、珈琲にも、飲み水としても使います。

 

生活水と飲料水は、家庭の台所と同様に使えば1回の調理&食器洗浄で結構な量を使ってしまいます。

しかし節水をしっかり意識して使えば それなりに持ちます。

お皿にラップを掛けたり割り箸や紙皿を利用すれば より節水できるのでしょうが、我が家は普通に食器を使い、終われば洗って片付けています。 この方がお料理も美味しく感じるんです。 それでも2~3回は食事を作ることが出来ます。

 

よし、ノーブルの準備完了です。

いい感じに冷えだした冷蔵庫に食材を詰めて、妻を助手席に、母はサードシートに乗せ さあ出発です。

 

今日は、一旦 福山を経由してから車中泊予定地の 道の駅「笠岡ベイファーム」を目指します。 

GWですから大型車両が少なく、道はいい具合に流れています。

 

福山の市街地に入りました。

福山は昨年(2013年)の春まで競馬をしに家族で よく来ていましたから、道やお店も そこそこ知っていて好きな街です。

今日は母が福山城を見たいとのことで、お城を観にいきます。

駅前のローターリーから新幹線下をくぐり北口に。 すぐに天守閣が見えてきました。 今日は観光客の数が凄く多いです。 徒歩にてお城に向かう人、お城から下りてくる人、何かイベントでもやっているのかも知れません。

母は足が悪いため、とても お城には登れないので、城山の外周をぐるりと走ります。

道は空いているので、お城がよく見える様にノーブルをゆっくり走らせました。

「ほら、天守閣に人が居る」「ほんとだ、あそこまで登れるんだねぇ」

福山城を観ることが出来て 母も満足したところで、次は鞆の浦へ向かいます。

 

いつもなら東から海沿いのルートを使いますが、今日は西ルートで周ってみます。 初めて使うルートですが、道の駅「アリストぬまくま」にて休憩を取る予定です。 

 

街並みを抜け、海岸線を進みます。 今日は天気もいいし、最高な気分です。 

順調に走っていたのですが・・・

地図を頼りに進んでゆくと、ここを曲がれば もう少しで道の駅と言う所で左折すべきポイントに確信が持てません。 道の駅への看板くらい出ているだろうと安易に考えていました。

もうしばらく先なのか? でもこの先は道が狭くなっているし雰囲気的にはここを左折なのですが・・・

 

ノーブルを三叉路に停車したまま地図を確認していると、先の狭い道から白のキャブコンやってきました。 

思わず手を振ると、相手も振り替えしてくれました。 すると、そのキャブコンが近くで停車してくれたんです。

「もしかしたら、道に迷っている私たちを気に掛けてくれたのかも」 ここは道を教えて貰わねばと、ノーブルを下りて挨拶もそこそこに尋ねると、運転席に私と同年代くらいのご主人と助手席には奥様、そしてキャビンから小学生くらいのお嬢ちゃんも顔をだしてくれました。

「アリストぬまくまに行きたいのですが・・・」

「道の駅ですね、ついてきてください。」 なんと、親切に道の駅まで誘導してくれたんです。

 

道の駅に着くと場内は混雑していて、きちんとお礼を伝えたかったのに そのキャブコンは手を振って走っていきました。

 

これは本当に嬉しかったです。 道を教えて頂いたこともそうですが、同じキャブコンに乗る方に助けられて、群れるのが苦手でクラブなどに入れないのですが、こんなに身近に感じられて。

自分も地元で道に迷うキャブコンが居たら助けてあげなくては。 福山ナンバーの白のキャブコンさん、またいつか会えるといいなぁ。 ありがとうございました。

ノーブルはドラマチックですね。 こんな素敵な出会いがあるんですから。

 

「アリストぬまくま」での休憩を終えて、鞆の浦を目指します。

鞆の浦の町に進もうすると「大型車通行不可」の表示があります。

一瞬 ためらいましたが、迂回路も無いし進むことにしました。

道幅が狭くなって、雰囲気のある古い家並みが続きます。 すれ違う車同士が譲り合いながら、我が家のノーブルも鞆の浦の町並みを抜けました。

 

鞆の浦をゆっくりと走らせながら観光です。

青い空に瀬戸内の海、観光客で賑わう鞆の浦の雰囲気は 心を癒してくれました。

 

我が家でノーブルを運転できるのは私だけ。 今日は結構走って疲れました。 

明るいうちに、車中泊する笠岡ベイファームに移動することにしました。

 

GWで道は流れています。 1時間ほどで道の駅「笠岡ベイファーム」に到着しました。

ベイファームは人気のスポットで、一年中 季節の花畑で楽しませてくれます。

 

ここの道の駅は いつも込み合っています。

メイン駐車場は避けて臨時駐車場に入れようすると「第二臨時駐車場」の立て看板 を見つけました。 ラッキー!

普通なら少しでも建屋近くに停めたいはずですが、私達キャブコン乗りは出来るだけ遠くで空いている方がいいんです。

 

看板の指す方角に進めど、なかなか第二臨駐の入口がありあせん。

500~600M程先に ようやく入口がありました。 なんとガラ空きで車も人も誰も見当たらない。 草原の真ん中に100台近く置ける、無人の青空駐車場です。 

今日は ここでキャンプです。 貸切状態の草原で、思いっきりリラックスできそうです。

 

キャビンに移り窓を開けます。 ベンチレーターも開き、更にエントランスドアまで明け放つと 一気に解放感に包まれました。

キャビンを抜ける春風が心地よく、いつもなら視線が気に成り窓のシェードを下ろすのですが周りには誰も居ないので開けたまま、なんとも言えぬ解放感です。

広い草原の中で私達三人だけ。 道の駅の建屋からは遥かに離れているので、とっても静かで、耳をすませば鳥の声が聞こえてきました。

 

今日は 出掛けに家で軽く食事しただけ。 皆お腹が空いています。

私がノーブルのキッチンで料理を開始します。

料理が趣味の私には たまらなく嬉しい時間です。 色々な制約はありますが 作りたい料理をなんでも作れる、最高のキッチンです。

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今日は せんば自由軒のドライカレーです。

野菜ジュース&トマトジュース ベースで作った野菜スープも添えました。

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「ドライカレー美味しい」「このシチュエーションの中で食べると最高だね」「スープもいい味だよ」

今日は 我ながら いい感じに作れました。 こんな素人料理ですが、ノーブルのキッチンがあるから作れる。 家族の美味しい笑顔が嬉しいです。

 

ノーブルのリビングですが、ファミレスのBOX席に近い感覚で窮屈感はありません。

ひとつ不満を言えばテーブルの大きさです。 3~4名で食事するには、もう少し大きなテーブルが欲しいところです。

そこでワンオフにてテーブルを作成依頼しました。 作成には時間が掛かるとのことです。

 

太陽が大きく西に傾きキャビンを朱色に染めはじめました。

夕暮れです!

こんなに気持ちがいい夕暮れって あるんですね。

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誰もいない草原で、ノーブルのリビングにそそぐ夕日が ゆっくりと沈んでゆく。

時間の流れを楽しむのもキャンプの醍醐味です。

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日が落ちて、家族でTVを観ながら 私は少しお酒を・・・

 

就寝のため、母のベッドメイキングをします。

85歳と高齢で足の悪い母には、バンクベッドは勿論、ベッドルームにすら登れないのですが、オプションマットを使うことでダイニングをベッド展開できるんです。 ※写真中央の台形のマット。

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ベッドとして使う際には、サードシートの背もたれを外して 更に奥行きを広げます。

背もたれはマジックテープ式に成っていて、簡単に取り外しできます。

広さは身長165cmの私なら十分ですが、170cm以上の方には窮屈かも知れません。

 

朝日が差し込みはじめ、鳥の声で目が覚めました。

第二臨時駐車場には、朝まで他に車も人も来ませんでした。 こんなにも静かな場所でキャンプしたのは初めてです。

 

朝食は豚バラで出しをとった煮込みうどんです。

草原の中で、我が家には最高のごちそうです。

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母が大好きなうどんです。

「朝から綺麗な景色の中で ごはんが食べられるなんて、嬉しいねえ」

母が喜んでくれて、よかった。

 

このGWは 家族3人水入らずの素晴らしい時間を過ごせました。 やっぱりノーブルは最高ですね。

この楽しかった思い出を胸に、さあ 明日からまた仕事を頑張ります。

 

道の駅に立ち寄り 物産をたくさん買って、帰路につきました。