キャビンのクーラーを活用で、峠越えでも燃費を向上
今回のノーブルキャンプは、妻と二人で鳥取市の町を目指します。
お目当ては、6月から解禁になったばかりの夏牡蠣です。 クリーミーで冬の あっさりした牡蠣とは一味違います。 今日は お天気も良く初夏のドライブ日和です。 きっといい旅になると思います。
いつものようにノーブルの準備をしてエンジンを掛けると、今日も調子よく一発で始動してくれました。
私がガソリンエンジンを選んだ理由は、静音性を期待してです。
ご近所に迷惑を掛けずに、ジェネレーター代わりとしても使えて、ジェネレーターよりも使える場面が はるかに多いと考えたんです。
実際に乗ってみると とても静かで、運転しながら普通にキャビンのサードシートと会話まで出来ることは嬉しい誤算でした。
期待に応えてくれるエンジンですが、ジェネレーター代わりにアイドリングで運転してみると、ガソリンの消費は結構な感じなんです。
私の取ったデータを基にすると おおよそですが、アイドリングで1時間あたり1.37Lほどガソリンを消費してしまいます。
ノーブルの120Aオルタネーターを回すためには しかたない値なのでしょうか。
※我が家のノーブルは、TOYOTA純正オプションの120Aオルタネーターに変更してあります。
そこで今回ですが、燃費向上の実験をしてみました。
リビングのクーラーで運転席まで冷やしながら走行し、アイドリングでのサブバッテリー充電時間も少なくして燃費の向上を目指します。
キャビンのエアコンです。
ベットルーム最後方の壁に、運転席側に向けて取り付けてあります。
クーラーを使ってみて、噴出しの風向きを上方にすることで運転席まで涼しい風を届かせることができる事が解りました。 ノーブルならではのレイアウトのおかげです。
キャビンのクーラーを除湿24度に設定して出発します。 5分もすると車内は冷えてきました。 そこで、ガソリン食いの運転席用クーラーは切りました。 それでもリビングのクーラーだけで十分に冷えています。
これで燃費は冬レベル、ガソリンを食わない様に気を付けながら運転してゆけば それなりに燃費は抑えられるでしょう。
吉井川沿いの国道を走らせます。 キャブコンは空気抵抗を受け易い意匠なので時速50~60kmで巡航して燃費を稼ぎます。
川面に映る新緑を眺めながら、楽しいドライブが続きます。 田植えの季節の緑の景色は本当に気持ちがいいですね。
ノーブルを走らせて4時間で鳥取の街に到着です。
いつもより燃費を気にしながら、飛ばさずにゆっくりの運転でしたが、時間に追われる旅ではないので 気持ちよくドライブできました。
今回は、駅前市場のすぐ側にあるコインPに停めてみました。 ここの駐車場は料金も安く、キャブコンでも停めやすい広さがあるのでお勧めです。
エンジンを停止してキャビンのクーラー&冷蔵庫の電源は入れたままで、 駅前市場に直行です。
駅前市場には鮮魚店が並んでいて、新鮮な魚介類が売られています。
地元の方が買い物に来ていました。
目当ての夏牡蠣が売られています。 今回は奮発して6杯を購入です。 その他に鳥取の白イカのお刺身なども購入しました。
写真は大物ですが、購入したのは1杯450円の中物牡蠣。
続いて近所のスーパーでも買い出しして、夜食の調達は完了です。
一旦ノーブルに戻り、2~3名では十分なくらい容量がある冷蔵庫に食材を収めて、これまた お楽しみの銭湯まで徒歩にて出掛けます。
まるでウイークリーマンションでも借りているのかと言う程、生活観に満ちていますが、これがノーブルの良いところです。
出掛けた街に 家ごと移動してきたのと一緒。 ノーブルにはカセットトイレも装備されているので 車中泊場所に困りません。
銭湯で ひとっ風呂、いいお湯でした。 さっぱりしたところでノーブルに戻ります。
アンペア計をチェックしてみます。 現在、251Aです。
夜のクーラー利用も気にすると もう少し充電しておきたいのでエンジンを掛けることにしました。 静音を重視して選んだガソリンエンジンは、市街地のコインPでも、この時間帯なら周囲の迷惑を気にせずに使えます。
充電効率を良くするためにルームエアコンを停止します。 ついでに十分に冷えている冷蔵庫も切ります。
アンペア計を注意して見ていると、前回と違い液晶数字がグングンと上がっていきます。 狙い通りです。
お風呂も入ってお腹が空きました。
外が明るいうちに少し早めの夕食にします。
目の前で殻から剥いてもらった 新鮮で身がプリッとした夏牡蠣です。
美味ーい! 今夏中にもう一度食べに来たい、濃厚な美味しさでビールが進みました。
私の好物、白イカも甘くて美味しいです。
妻と二人、TVを観ながら夕暮れのリビングで のんびりと食事を楽しみます。 ノーブルのリビングはとても落ち着きます。 機能性も文句ありませんが、居心地の良さにとても満足しています。
気がつくとアンペア計は251A⇒268Aまで回復していました。 バッテリーの心配もなくなり、エンジンを停止しました。
前回の記事でお伝えした際には263A⇒270Aまで上げるのに(クーラー・冷蔵庫・照明・TVを同時使用で)5.5時間も掛かっていたのに、 今回は僅かに1時間45分だけのアイドリング運転で大幅に充電できました。
今夜は楽しすぎて夜更かししました。 キャビンから見える夜の鳥取の繁華街です。
選んだコインPは正解でした。 静かで よく眠れました。
これまでの経験で、メイン道路から離れていると静かに眠れます。 ここのポイントは、鳥取の町に訪れる度に使いたいです。
朝8時に起床すると、ソーラー発電がはじまっていました。 アンペア計は211Aです。
せっかくアイドリングで充電したのですが、夜中は窓を開けて涼しく眠れたのでクーラーは使わずに済みました。
私は明日から仕事のため、早めに帰路に付きます。 今日から鳥取自動車道が工事規制で通行止めなので 下道の53号線で帰ります。 整備されている国道で、見通しが良く道幅もあり走り易いです。
千代川沿いにノーブルを走らせます。 今日も いい天気で風も穏やかなドライブ日和です。
鳥取から岡山側への峠越え。
連山の景色に見とれつつ先へ進みます。 馬桑ループ橋が目印で、峠を越えました。
ここからは下り坂です。 今回は燃費が課題なので、アクセルを出来るだけ入れずに早めのシフトチェンジをしながら下っていきます。
長距離の運転で疲れてきたので、湯郷温泉を過ぎた吉井川沿いにある温泉に立ち寄りました。
「西の湯温泉」です。
ここのお湯はツルスベで、とても気持ちのいい泉質でお勧めします。
今日も温泉が楽しめてよかった。 旅のお楽しみですね。
妻はノーブルを運転できないので、ドライバーは私だけです。 「よーし、あとひと踏ん張り頑張りますよ」。
夕方に帰宅してガソリンを入れ直し、さて燃費は・・・・
7.16km/Lでした。 峠も越えて、クーラーも使って、サブバッテリーの充電もして、この数字には満足です。
興味のない妻には どうでもよい事らしいのですが、私にはこんな実験まで楽しいんです。
ノーブルは最高に楽しいです! 今回もいいキャンプになりました。
この後 私は6月いっぱいまで仕事で おあずけです。
7月に入ったら、母にも鳥取の美味しい夏牡蠣を食べに連れていってあげたいです。 勿論ノーブルの特等席に乗せて。