ZiL Noble 白書

バンテックセールス社 ジル・ノーブルの装備と使い勝手をレポートしていきます。

blogタイトルは名ばかりの、あくまでも自己満足な内容ですが よろしくお願いします。

初めてのロングキャンプ 四国へ、3日目(鳴門の渦潮と、静かな車中泊地を求め編)

昨晩は道の駅「第九の里」で車中泊しました。

施設前の交通量は少なく静かで、夜風が涼しかったので窓を開けたまま よく眠れました。

 

いつもなら寝坊助な私たちですが、今朝は珍しく7時前に起床です。

ノーブルのキャビン内に 柔らかな光が差し込んできて とても気持ちがいい朝です。

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爽やかな朝ですし、妻と二人で散歩に出掛けてみました。

正面に我が家のノーブルと、右隣には姉妹車のコルドが見えます。

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園内には紫陽花やコスモスが咲いていて、綺麗に整備されていました。

立派な建屋はドイツ館です。

朝の起きがけに この景色の中を散歩できるのは、道の駅ならではで とても気持ちが良かったです。

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ノーブルに戻り、朝いちのサブバッテリーチェックです。

昨晩の就寝時に167Aあったアンペアですが、冷蔵庫で132Aまで消費されています。

ちなみに右の丸いメーターは生活水タンクのレベルゲージです。

一見すると残水は1/3強ですが、ゼロを指してからも しばらく使えるので まだ十分に残っています。

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うーん、132Aかぁ・・・夜の電気を考えると270Aくらいまで充電しておきたいのですが、経験が浅く ここから走行充電だけで一気に回復させられるか心配です。

 

少しでも充電効率を上げるには・・・ 

現在使っている電気は冷蔵庫だけ。 短い時間だけ停止ならロックアイスは溶けても中の食材は大丈夫なはずですし、氷が冷媒の役目を果してくれると思います。 なので電源をOFFにして走行充電してみます。

 

今日の予定ですが、何も決めていません。

予定は未定なのが気楽で楽しい。 こんな旅ってキャンピングカーなしではありえませんね。

 

とりあえず初めて来た徳島ですし、道の駅から近い鳴門の渦潮は観ておかなくては。

それとご当地グルメの徳島ラーメン! こちらも食べてみたいです。

こんな時の情報は地元の方にお訊きするのが一番。 と言う事で、ノーブルの購入から お世話になっている営業担当Mさん(徳島県出身)に電話してみました。

すると「えーとね、鳴門なら一匠、うどん屋さん、僕は帰ると必ず食べに行きます、美味しいから行ってみて。」

と言うことで、ラーメンではなく うどん屋さんに行くことに決めました。

 

昼食までの予定が決まったところで、さあ道の駅を出発です。

 

走行充電の効率を上げるためにキャビンの電源を落とします。 

ノーブルにはキャビン内の他に、運転席にも電源スイッチがあり便利なんです。

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鳴門市内を走ります。

「あれ何の畑だろう?」「ハスかも、レンコン畑だね!」。

フワンフワンと縦に揺れるノーブルを転がしながら、はじめての町、はじめて見る景色を楽しみます。

 

今日は平日なので、この時間帯は通勤の車でそこそこ混んでいました。

 

時間が経つごとに蒸し暑く成ってきましたが、運転席のクーラーは強力で車内は快適です。

 

もうすぐ鳴門海峡です。

朝方は お日様が出ていたのに曇り空に成ってきました。 今日はこのまま曇りの予報です。

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遊覧船乗り場に到着です。

これから遊覧船に乗り、渦潮を観にいきます。

 

ノーブルを離れる都度 冷蔵庫は稼働させる事にしました。 

我が家のノーブルにはオプションの182Kwソーラーパネルが付けてあります。

曇り空でも発電してくれる高性能なソーラーで、冷蔵庫程度なら十分に稼働させられます。 

このソーラー発電を駐車中は利用して、冷蔵庫を間欠稼働させることで冷蔵温度を保つ作戦です。 注意する点は冷蔵庫の扉を絶対に開けないことです。

 

遊覧船に揺られること7~8分。

渦潮です! これまでTVでしか観たことがなかったので間近で見ると凄い迫力で、自然の力強さに圧倒されました。

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観光船遊びも終えて、次はMさんお勧めの うどん屋さんを目指します。

今日は朝から何も食べていないので、お腹が空いてきました。

市内を走らせ うどん屋さんに到着しましたが、開店時間前なので駐車場で待機します。

運転席のクーラーを効かせながら、エンジンは掛けたままでサブバッテリーを充電しています。

いい感じでアンペアは回復してきて、現在210Aを超えました。 目標の270Aまで届くかも知れません。

 

お店の方がキャンピングカーに気付いて出てきました。

興味があるようで、色々と訊かれました。

「いいなあ、キャンピングカー。 キッチンとかあるんですか?」・・・

少しのやり取りの後、気を遣ってくださって時間前なのに店内に案内してくれました。 今日も30℃を超えていて暑いですし、お言葉に甘えます。

 

エンジンを切り冷蔵庫はON.に。 ソーラー発電のおかげでサブバッテリーを消耗せずに冷蔵庫が使えます。 こまめに冷蔵庫を冷やしてあげなくては。

そしてノーブルには運転席の手元にスイッチがあるので、こんな作戦も苦になりません。

 

うどん店「一匠」さんです。

飾らない外観に清潔な店内、どんな お味か楽しみです。 

開店時間までは待たされましたが、一番に注文を取ってくれました。

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注文した「釜揚げうどん」がきました。

温かい御出汁が瓶ごと付いてきて、これは美味しい 。

Mさんが いち押しだけあって、とにかく出汁が凄く美味い! また食べに来たく成る おうどんでした。

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ここからは本日の車中泊地へ移動です。

外気温がグングンと上がってきたので冷蔵庫も稼働させたままでいきます。

 

今日も道の駅に車中泊する予定ですが、明日行く徳島県立まぜのおかキャンプ場へのアプローチを考慮して鳴門から南下していきます。

 

国道11号を進み、徳島市の55号へ。 広くて走り易い道です。

私はオートキャンパーを愛読しておりまして、付録の道の駅ガイドブックを参考に進んでいます。

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55号線で南下を続け、国道沿いの 道の駅「公方の郷なかがわ」に立ち寄ってみました。 ここは国道を通る車の往来が激しく、静かに車中泊できそうにないので 次のポイントに移動です。

 

55号線沿いに大型スーパーを見つけ、夕食の材料を買い込みます。 

 

更に南下してから国道195号に右折して入りました。 この奥に何カ所か道の駅が在ります。 

195号線は山間を走る国道で、ゆるやかなアップダウンで 急なコーナーもなく、途中の景色が最高です。

 

最初に見えてきたのは 道の駅「わじき」。 ここは通り沿いの こじんまりした休憩所で車中泊には不向きです。

なので、更に195号を奥に進みましょう。   山に川、のどかな景色はノーブルドライブを満喫させてくれます。

 

道の駅ガイドガイドブックによると、次は 道の駅「鷲の里」が在るのですが、更にひとつ先に在る 温泉が充実していそうな 道の駅「もみじ川温泉」まで行くことにしました。

 

「もみじ川温泉」に到着しました。

すると、駐車場はいっぱいで 温泉施設で賑わっている様子です。 ここの駐車スペースがノーブルには微妙に狭くて、1台だけ空いていたスペースに入庫させてみたのですが、隣の車との間隔が狭い上に目の前の国道は 思った以上に交通量があり、しかも大型トラックの抜け道の様です。

 

妻と相談して、先程 通り過ぎてしまった「鷲の里」まで戻ることにしました。

なんだか適当な旅ですが、これも次に来る時に繋がります。

 

「鷲の里」に到着すると、正に私達が探していた道の駅です。

森の中で静かですし、広い駐車場はガラ空きでした。

「よし、今日の車中泊はここに決定です」

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気に成っていたサブバッテリーですが、279Aまで充電できていました。 これで夜までバッテリーの心配は要りません。

ちなみに本日の走行距離は132Kmでした。

※我が家のノーブルはガソリンエンジンなのですが、TOYOTA純正オプションの120Aオルタネーターに変えてあります。

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こちらの道の駅は お遍路さんに人気で、太龍寺へのロープウェイ駅にも成っています。

更に宿泊施設も在り、宿泊客以外の方でも入浴できるとのことで、お風呂に入ってきました。 温泉ではない様ですが いいお風呂でした。 コインランドリーもあったので妻は洗濯もしていました。

  

さあ、ここからは私のお楽しみ、夕食作りを開始です。

ノーブルのキッチンは飾りではなく、本気で使えるキッチンです。 料理好きの私は  この装備が一番気に入っています。

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料理する時にはベッドルームも利用しています。

防水のマットを敷けば、広いスペースとして使えます。

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今日のお刺身はビンヨコ。 活きのいい柵を仕入れてきました。

部位によって味が違うので切り分けます。

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美味しそうなビンヨコのお刺身です。

食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。

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添え物のオレンジを剥きます。

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次は、タコのイタリアン・サラダを作ります。

地物のいいタコを買ってきました。

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 味付けは、塩・コショーとバルサミコ&オリーブオイルにニンニクで風味をプラス。

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トマトのリゾットも作りました。

フレッシュトマト・ベーコン・玉ねぎ・じゃがいも・しめじ・ご飯、そしてトマトジュースを入れるのが俺流です。

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今日のメインはこれ。 和牛ステーキです。 

フライパン料理をする時には、100均で買った天ぷらガードを使っています。

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ステーキソースも作ります。

赤ワインベースに、お醤油とウスターソースとニンニクを加えて煮詰めます。

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出来たー、本日の料理が完成です。 

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手前味噌ですが、ジルノーブルのキッチンで作って食べると いつもより何倍も美味しい気がします。

私は、この瞬間が一番 キャンピングカーに乗っている満足感を感じます。

「今日の料理も美味しいよ、ステーキ柔らかい、リゾットも調度いい味・・・」

妻に誉められて喜ぶ単純な私です。

 

ここの道の駅は山の中で、妻が楽しみにしているTVは映りません。

その分、ゆっくりと料理を食べながら 夫婦水入らずの会話がはずみました。

ノーブルのことや、料理のことや、仕事のことや、明日のこと、将来の夢・・・

 

蒸し暑い夜にルームクーラーを使うつもりで頑張って充電してきたのに、山の中で外気温は涼しく、ベンチレーターの間欠運転だけで十分過ごせています。

 

今夜、この駐車場に泊まるのは我が家のノーブルだけです。

川のせせらぎが聴こえて、森の風を感じながら 時間がゆっくりと流れていきました。

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今日もいい旅でした。 初めてノーブルでの3泊目を迎えています。

生まれて初めて鳴門の渦潮を観れたし、美味しい うどんも食べられて、ノーブルのドライブも楽しく いいお風呂に入れて、妻とも仲良くできたし・・・

今日の一日が、なんのストレスも感じずに過ごせました。 時間の制約どころか予定すら決めない旅って、いいもんですね。

 

明日は いよいよ まぜのおかオートキャンプ場です。 これまた初体験で、きっと楽しい事が満載なんだと思います。

そんな事を考えながら、ノーブルの快適なベッドルームに寝転ろんで間もなく、心地よい眠りにつきました。