初めてのロングキャンプ 四国へ、4日目(あいにくの雨でも キャンプ場は貸切編)
四国のキャンプも4日目を迎えました。
ここまでの行程は無理なく進めてこれて、旅の疲れは溜まっていません。
道の駅「鷲の里」は、とても静かで よく眠れました。
TVこそ映りませんが、お風呂も入れますし 森の中で空気も綺麗ですし、徳島に来る時には また車中泊してみたいです。
明け方前から雨が降り出して、本格的な雨空になってしまいました。
今日は一日雨の予報です。
こちらの道の駅にはロープウェイがあるのですが、今回はガスっているし次回の楽しみに取っておきます。
時計は 09:00。 寝坊してしまいましたが、おかげで頭も身体もスッキリです。
まずは恒例のアンペアチェックから始めます。
201Aです。 夜は涼しくてルームクーラーもベンチレーターも使わずに眠れたので、冷蔵庫で消費しただけです。
生活水は これから行くキャンプ場で補給するので、ほとんど使い切ってしまいました。 ※右の丸いメーター。
サブバッテリーですが 、
営業のMさんによると「100%使い切れるのではなく、残りが100Aあたりでバッテリープロテクターが作動して使えなく成る」との事です。
ですから、バッテリーは満充電の300Aから、下は余裕を見て110~120A位までの範囲で使わなくては成りません。
朝ごはんは簡単にカップスープとヨーグルトで済ませて、道の駅を出発します。
今日は雨。 それでも徳島の田舎の景色は気持ちがいいです。
田舎の雨道は、ビニールハウスと田んぼが続きます。
今日もノーブルは特有の縦にフワンフワンと揺れて、高い視線からの景色が広がります。
妻の乗り心地を気にして、路面の凸凹やコーナーリングでは そっと優しくを心掛けながら 山間に沿って走らせます。
「ねえ見て、山の霧って綺麗だね!」妻がカメラで写してくれました。
「ほんとだあ、いい景色だねえ」都会では観る事ができない幻想的な山霧に、二人の会話も弾みます。
今日これからの事ですが、ノーブルでオートキャンプ場を利用するのは 今回が初めてです。
本日予約してある「徳島県立まぜのおかキャンプ場」は、給排水設備・外部電源・コインシャワー・ダンプステーション・管理棟と 充実していますが、いかんせん初めて行くので給水用のホースはどうなっているのか、排水溝はノーブルを横付けで出来るのか見当が付きません。
そこで予め、給水用のホースと、(いつも使っているより長い)排水用ホースを購入してきました。
しかし雨まで想定していなかったので途中で合羽を買わなくては成りません。
と言うのも、ノーブルの排水タンクは大型のためボディーに据付けられていて、排水栓は車体の下に身体半分を潜らせなくては操作できないんです。
我が家の庭ならコンクリートですから汚れを気にせずに作業していますが、この雨の中では合羽無しでは泥んこに成ってしまいます。
そこで途中でホームセンターを見付け、雨合羽と作業靴を購入しました。 これで諸々の屋外作業も大丈夫です。
国道55号線に入りました。
海に沿って走っていますが、海は見えず多少のアップダウンと緩やかなコーナーが続きます。
ようやく時々海が見える様になってきました。 もうすぐキャンプ場です。
浅川湾で脇道に入ります・・・
港です。 漁師さんが営む漁港の風景です。
あいにくのお天気ですが、やっぱり海はいいなあ。
磯の香りを感じながらノーブルを走らせて、あと少しでキャンプ場です。
こんなお天気なのに、何故だか心がウキウキしてきます。
12:00 「鷲の里」から道に迷うことなく、徳島県立まぜのおかキャンプ場に到着です。
入場ゲートに着いたばかりですが、ここから見える施設の広さと充実度に感動しました。
管理棟の受付で、オートキャンプ場についての説明を聞いたり諸手続きを済ませて、水周りの作業を開始します。
はじめにカセットトイレです。
ここまで道の駅等のトイレを併用しながら温存して持たせてきました。
こちらの施設では、ダンプステーションはアメリカンなキャンピングカー用だそうで、カセットトイレはサニタリー棟内にある汚物流しを利用することに成っています。
カセットトイレをノーブルにセットし直して、オートキャンプ専用スペースに移動します。
場内はよく整備されていて、惚れ惚れする程に立派な施設です。
ノーブルを移動させて、キャビンで買ってきた合羽に着替え いよいよ雨の中での作業開始です。
各オートキャンプ専用地ごとに、給水栓と排水口と電源盤がセットで設置されていました。
給水栓に自前のホースを繋ぎ、飲料水タンク&生活水タンク、そしてトイレの洗浄水タンクに上水を給水します。
続いてグレータンクの排水です。
今日のために長いホースを買ってきたのですが、短めのホースで間に合いました。
※写真手前から、給水栓・排水口・電源盤です。
ノーブルの向きを反転させて外部電源を繋ぎます。
我が家のノーブルはソーラー発電のおかげで いつもキャンプに出掛ける時には満充電されているため、外部電源を繋ぐのは初体験です。
マニュアルもろくに読まずに とりあえず繋いでみたのですが、自動的に充電を開始してくれました。
キャビンに乗りこみ、合羽を脱ぎます。 蒸し暑い中での作業で下着まで汗でびっしょりです。
外部電源が繋がっているので、遠慮なく電気を使いましょう。 ルームクーラーを作動させると「涼しーい」、こんな時にクーラーが有るのが 有難いです。
一通りの作業を終えると 14:00 に成っていました。
今日はこれから移動もせずに 妻と二人きりで のんびりと過ごします。
キッチンでお湯を沸かしながら、アップルクーヘンを切ります。
冷蔵庫に積んで 自宅から持ってきました。
キャンプの醍醐味はゆっくりと流れる時間を楽しむこと。
さあ、アフタヌーンティーにしましょう。
キャビンの窓越しに静かな景色を眺めながら、アップルクーヘンに舌鼓。 甘さ控えめで酸味も程良く とっても美味しかったです。
ところで こんなに綺麗で素晴らしいキャンプ場なのに、平日だからか、それとも雨でキャンセルしたのか、キャンプ場に居るのは私達だけです。 今日は このまま誰も来ないのかも知れません。
今日は こんな感じでキャンプしています。
広くて綺麗なキャンプ場です。
外部電源はこんな感じです。
明るいうちにコインシャワーを浴びに、妻と一緒にサニタリー棟へ徒歩にて出掛けます。
男女別棟で清潔なシャワールームでした。
サッパリしてノーブルに戻ったら、夕飯の準備です。
今日は残り物の食材だけでカレーライスを作りました。
電気を気にせずに好きなだけ使えるって いいですね。
照明にルームエアコン、換気扇に冷蔵庫と使いまくりです。
そして水も明日の朝に給水し直すので、節水を気にせずに使います。
シャトルシェフで真空保温調理を開始。
キッチンタイマーが調理終了を教えてくれて、本日のカレーライスが完成です。
妻も私も大好きなカレーライスに、グリーンサラダ(スライス玉ねぎ・きゅうり・クレソン・水菜)も添えて、どうぞ召し上がれ。
「美味しい」と言いながら 妻がおかわりしてくれて、ノーブルのキッチンは最高です。
結局、この広いキャンプ場に来たのは私達だけでした。
静かなキャンプ場で、昨日は映らなかったTVを楽しみます。
雨降りの外は ゆっくりと夜が更けていきました・・・
夜も更けて、ルームエアコンを入れたまま、寝心地のよいベッドに入りました。
気持ち良さそうに寝ている妻の横で しみじみ感じています。
「今日も楽しかったなあ」
若い頃からクルーザーが欲しかったけれど叶わぬ夢。 そのかわりに、このジルノーブルが応えてくれています。
背伸びして買っちゃったけど、こうして充実した時間を過ごしてみると、買って よかった。 そして何より、ノーブルのおかげで妻と仲良くできているのが嬉しい。
明日は室戸岬を通り、高知入りします。 どんなドラマチックな一日に成るんだろうと思い浮かべながら、エアコンの効いた快適なベッドルームで深い眠りにつきました。