ノーブルの使い勝手、その3(居住性と収納)
ノーブルの使い勝手、その3
1.居住性
ノーブルの居住性については、これまでハイエースベースのキャンピングカーにしか乗ったことがなかった私にとっては別次元の過ごし易さです。
まさに走る別荘で、この居住性を考えれば走行性能の悪さは差し引いても余り有ります。
①玄関
ノーブルの玄関で特筆する点としては、エントランスドアが運転席のリモコンキーでも開閉できるのは とても便利です。 もうひとつ、エントランスの階段は収納手動式ステップが標準装備されていて、フロアまでに4段のステップが有ります。 この 一段ごとの段差はほぼ均一で 段差も小さいんです。 これは、足の悪い私の母には とても有難い装備です。
②リビング
快適なリビングです。
広さはやや狭いのですが、イメージはファミレスのBOXシートの感じで、そこでご飯を食べたりお茶を飲んだりTVを観たり・・・ 何通りにも使える居間と言った感じです。
やや狭くはありますが、ベッドルームとは間のシャワー室で仕切られているので独立した空間に感じられて とても落ち着きます。 窓に囲まれて眺めが最高で、解放感は抜群です。
オプションマットをセットすれば小さめのベッドとしても活用できます。
③キッチン
キッチンはノーブルの装備の中で、ベッドルームに並ぶ程に充実しています。
作りたい料理は全て作れる、飾りではない本当に実用できるミニキッチンで、料理好きの方を惚れ惚れさせる充実ぶりです。
外の景色を楽しみながら料理できる窓があるおかげでキッチンスペースは明るく、温水栓と飲料水栓を備えた大きめのシンクに、カセット式2口ガスコンロ、そして実用できる換気扇を装備。 キッチン下に設けた製氷庫付きの冷蔵庫は容量も十分で旅先で便利です。
更にレイアウトが実用性を何倍も高めています。 折りたたみ式の延長作業台だけでなく、私は隣り合わせたベッドまで作業スペースに使います。 ベッドに防水マットを敷けば ここに何でも置けます。
このキッチンを上手に活用するためには ひとつだけポイントがあります、調理器具類をノーブルのサイズに合わせて揃えることです。
④トイレ
シャワー室を兼ねたトイレルームは広さ十分で、衣服をしっかり整えられます。
カセットトイレは電動ポンプ水洗式で満タンお知られランプも付いています。
換気にも使える開閉式の窓と、大きな鏡があるおかげで圧迫感を感じません。
日中は勝手に作動してくれる太陽光発電式の小型換気扇も一役買っていて、トイレに使うアクアケムグリーンの臭いをリビング側に流れにくくしてくれます。
⑤シャワー室
完全防水の使えるシャワー室です。
シャワー装備を使うにはオプションのシャワーカーテンが必用です。
走行中のエンジンの熱で温まった温水が出るシャワーは混合栓式で、水圧的にも調度いいです。
カセットトイレがある分だけ足元は狭い空間と成るため、お母さんとお子さんが一緒入ることは無理ですが、大人ひとりなら問題なく使えます。
熱く絞ったタオルで、プライベートな空間の中 身体を拭けるので、こちらの使い方も合わせると結構な頻度で活躍してくれます。
⑥ベッド
⑥-1 バンクベッド
バンクベッドは左右に網戸付きの窓と照明に、リビングと仕切れるカーテンを装備しています
スペック上では定員2名とされていますが、奥へいく程 空間は狭くなるので、実用的には大人1名 又は、お子さん2名です。
難点は、夏場にはどうしても温かい空気は上がってきますから ルームクーラーを使っていても蒸し暑く感じます。
⑥-2 ダイニングベッド
リビングソファーはオプションマットを使うことで変則台形ベッドとして使うことが出来ます。 広さは的には狭く、身長のある方は使えません。 身長165cmの私で まずまず使えるかな くらいの広さです。 ベッドにした場合、部分的にマット材が違うため硬さは均一では ありませんから、緩和させる敷布団は必要です。
⑥-3 リアベッド
何と言ってもリアにあるベッドルームの快適さは別格です。 個室感覚で使えるし、夫婦二人が ゆったり寝れます。
やや硬めのベッドは腰が痛くもなりませんし、その辺のシティーホテルのベッドよりも断然寝心地が良く、きっと誰しもが満足されると思います。
二面にスクリーン付きの大きな窓があり、風を通したり、明かりを入れたり遮断したり、思い通りに使えます。
枕元にはコンセントがあるので携帯の充電ができますし、一人ずつに読書灯も完備です。
隣り合わせたキッチンとを仕切るカーテンが標準装備で、ベンチレーターから差し込む朝日で目を覚ますことはありません。
⑦空調設備
FFヒーター&ベンチレーター&ルームクーラーが居住性を高めて、より過ごし易くしてくれます。
⑦-1 FFヒーターは気配りの配管回しで、車内の全てを温めてくれる設計で文句の付けようはありません。
⑦-2 ベンチレーターは外の気持ち良い空気を取り入れるのに便利です。 吸・排気を切り替えられ、風量は3段に調整できます。 真夏に停め置いてあった車内の熱気を一気に換気することが出来ます。
⑦-3 ルームクーラーがあるおかげで夏場のキャンプでも快適です。
クーラー本体は今どきのお掃除機能付です。
就寝時、クーラーが取り付けられているベッドルームは 寒いくらいに良く効くので その分省エネ運転できます。
サブバッテリーだけで長時間作動できますが、さすがに真夏の日中から翌朝までずっとは無理ですから、明るいうちはアイドリングで発電しつつ夜はエンジンを切って静かに使っています。
我が家のノーブルはガソリンエンジンのため静音性が高く、コインPなど日中なら周りを気にせずにアイドリングで使える場面が多いです。
2.収納
収納は十分にあり要所に装備されています。
特にクローゼットは便利な装備で、いつでもリビングはスッキリ使えます。
それからバンクベッドは、何でも置ける収納スペースです。
旅先でのお土産をたっぷり買っても、このスペースがあればリビングもベッドも広いままです。
リアには車外からアクセスする大容量の収納庫やダストBOX等が設けてあり、大物からゴミ袋まで積んでおけます。
今回のレポートは ここまでです。