ZiL Noble 白書

バンテックセールス社 ジル・ノーブルの装備と使い勝手をレポートしていきます。

blogタイトルは名ばかりの、あくまでも自己満足な内容ですが よろしくお願いします。

シャワーの使い方

シャワーの使い方について記します。

 

ノーブルを購入する際に、シャワー室が付いていたことも条件に合ったひとつでした。 それは私が若い頃から描いて叶わぬ ”夢の豪華クルーザーへの思い” を、キャンピングカーに重ね求めていたからです。

 

キャンピングカーでシャワーを浴びること。

使用頻度は少なくても、有れば嬉しく、満足度も高い装備です。 例えば、友人などに車内を見せてあげた際に、「凄ーい、シャワー室まであるんだねー」と言って貰えたり・・・ そんな優越感さえ嬉しいのがノーブルの実用できるシャワー室です。 

 

ノーブルのシャワー室はスッキリした意匠です。 姉妹車ZILのお洒落なデザインからすれば、まるでシティーホテルのシャワールームの様に こざっぱりしています。 でも、実際に使用してみると、「明るくて、少しでも広く・使い易く、しかも後の清掃まで考えられた意匠」だったことが解りました。 ノーブルの随所に感じることですが、ZIL Nobelの開発チームは素晴らしいと感心しますし、日本人としてMade in Japanならではのキャンピングカー開発力が誇らしく思えます。

 

まず便利なのが、シャワーを使うために必須の温水ボイラーです。

ノーブルのボイラーはエンジンの排気熱を利用して勝手に沸かしてくれるので、旅先に到着して蛇口を ひねればすぐに熱いお湯が出てきます。

そして、外部電源でも沸かせる電動式ボイラーの機能も兼ね備えているので、キャンプ場等(外部電源があり給水とグレータンクの処理が可能な条件)でしたら停車したままで長期滞在も可能です。 

 

ボイラーの容量は22Lです。 お湯を使うとボイラー内には減った分だけ新しい水が入ってきますから、最終的には ぬるいお湯に成っていきます。 それでも、火傷しそうな程に温まりますから、混合栓として使えるお湯はかなりの量です。

 

生活水タンクには55Lの水を入れることが出来ます。 給水の途中で蛇口から空気抜きしながらボイラーも満タンにしてあげます。 こうすることでボイラーの水も合わせた77L分が確保できます。 ちなみに、別系統で20Lの飲料水タンクがあります。

 

ボイラーのお湯が出ることで、家庭のキッチンとまったく同様に使えるんです。

今時、家庭の流し台に湯沸かし器が無いお宅なんてありえないですよね。

でも、ほとんどのキャンピングカーはボイラーまでは装備していないので真冬の水は冷たいままです。

ノーブルにはボイラーが有りますから、食器類を洗う際にお湯が使えて油汚れのお皿がキレイに洗えるし、洗った後の水切れもいいです。 これは本当に便利で、一度使ったら手放せない装備です。

 

そして、完全防水のシャワー室まで備わったのがZIL Nobleです。

キャンピングカーのシャワーを敬遠する方が多いと思いますが、使用後の掃除が面倒そうに感じることも 敬遠される要素であると思います。

確かに、面倒と言えばそれまでですが、家庭の浴室だって掃除しますから、それと同じことと割り切って使えれば「旅先で汗を流せるシャワー室が完備」のキャンピングカーは贅沢の極みです。

そしてシャワー後の清掃作業を工夫して簡素化し、尚かつ水気を簡単に拭きとれるアイテムさえ選べれば、実に簡単に掃除できるんです。

 

シャワー付きのキャンピングカーを欲しくても買えないご事情の方も居ると思います。 せっかく贅沢なシャワー室が装備されているのですから、ノーブルに乗っている方は大いに活用されてください。 真面目にシャワーを浴びなくても、プライベートな空間で家族にさえ気兼ねせずに「顔や首筋や身体を熱く絞ったタオルで拭いて さっぱりする」そんな使い方なら片付けも要りません。 ですから、どうぞノーブルのシャワー室を活用してください。

 

 

我が家流ですが、妻が考案したノーブルシャワーの使い方をご紹介します。

 

ノーブルのシャワーを使うためには、オプションのシャワーカーテンが必要です。

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シャワーを使う前に、カセットトイレにポリ袋を被せて濡れない様にします。

更に便座を回して足元を確保します。 結構 広くなります。

写真で、床面にぐるりと排水溝が設けてあるのが解ります。

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シャワー室に完備されている手洗いです。

排水口に栓をしてお湯を溜め、たらい代わりに使います。

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吸盤式のボトルにシャンプーとリンスを入れて使っています。

シャンプーはボディーソープとしても使える物を選びました。

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シャワーを浴びる時は、トイレの対角側に向けて浴びると 後の清掃がし易いです。

 

シャワーを終えたら秘密兵器の登場です。

この素材は吸水性が とても高く、ひと拭きごとに どんどん水を吸い取ります。

壁を拭いては絞ってを数回繰り返し、床も同様に拭きます。

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髪の毛などを拾ってトイレに被せたポリ袋の上に置き、くるりと ひっくり反せば濡れていないトイレが出現する訳です。 ポリ袋は使い捨てです。

 

シャワーカーテンもひと拭きしてあげて、窓と扉を開けたまま換気を良くして放って置けばすぐに乾きます。

 

ノーブルは、シャワー室に大きな鏡があるので視覚的に圧迫感を感じにくいです。

これは、他のキャンピングカーと実際に比べてみると良く解ります。

更に、開閉式アクリル窓が設けてあるので換気できて、冬場はFFヒータの吹き出しがあるおかげで温かいですし、バンテックセールス社が飾りではなく使えるシャワー室として設計してくれたことを、使用してみて感じました。

 

どうですか、トイレにポリ袋を被せて濡れなくしたり、吸水性の高い素材を利用して一気に水気を拭き取ってしまう妻が考案した「ノーブルのシャワーの使い方!」

手前味噌ですが、「よく思いつくもんだ」と感心しております。

 

参考に成れば幸いです。

 

 

追記:後日、私もシャワー室の清掃を担当してみました。 簡単に終わりました。 寒い日だったのでFFヒーターを使用していたため換気はせずに自然乾燥させました。

特に この吸水材は凄いです。 めちゃくちゃ水を吸い取ります。 さっと拭くだけで ほとんど水気は残りません。

ちなみに、オートバックスで購入してきた洗車用品だそうです。