紅葉を探して小さなダム湖でデイキャンプ
11月半ば、秋も深まり今週末が紅葉の見頃です。
今日は妻が仕事のため、母と二人で紅葉を楽しみに出掛けます。
いつもの通りにノーブルの準備をします。
もう、すっかり手慣れた作業に成りました。
こちらは、寝心地が最高のベッドルームです。
ベッドとしてだけでなく+1ルームとして使えるので、一人がリビングでTVを観ていて もう一人はベッドルームで読書したり・・・・ このベッドルームの おかげで家族それぞれのペースを崩さずに過ごせるんです。
頼んでいたオプションのレースカーテンが付きました。
出掛けた先の駐車場での出来ごとですが、ノーブルに興味があるのか じっくりと見ている方が居まして、仮眠を取り終えて起きあがったら目が合ってしまい、なんとも気まずい経験をした事がありました。
ロールスクリーンの白い網戸と このレースカーテンを重ねて使うと、外から覗かれる心配がなくなりました。 生地もリビングのカーテンと統一していて気に入っています。
ベッドルームの収納です。
こんな具合に生活用品が収まっています。
こちらは妻のクルクルドライヤー。 ノーブルは、家庭用100V電源も標準装備なのでドライヤーが普通に使えます。
ベッド入口下の引出し収納です。 二段に成っています。
ノーブルは収納力が十分あります。 そのため、上の引出しは空の状態です。
下の引出しには天板が付いていて、ベッドに上がるステップとして使えます。 ノーブルのベッドルームは高さがあるので、いつも便利に使っています。
このままではシャワー室のドアを開らけないので、干渉しない程度に(足を置ける分だけ)引出して使います。
準備完了です。 さあ、出掛けましょう!
今日のデイキャンプ地ですが、週末なので どこに行っても混んでいそうです。
へそ曲がりの私ですから、なるべく人が来ない場所を考えます・・・・ そして思いついたのが、岡山県の高梁市に在る楢井(ならい)ダムです。
Google Map を頼りに直感で選らんだ 初めて行く所ですが、ここは岡山自動車道の賀陽ICを降りてすぐに在る小さなダム湖で、知名度もなく、きっと静かにキャンプできるだろうと期待しています。
道中の景色は紅葉のピークで、母との会話を弾ませてくれます。
我が家のノーブルはガソリンエンジンでして、静音性が高くサードシートに座る母と普通に会話ができます。
賀陽ICを降りると国道沿いの山は いい感じに紅葉していました。
ススキの穂が光かる、のどかな景色が広がります。
国道を走ること10分程で楢井ダムに到着しました。
思った通り、誰も居ません。
静かな山の中の、鳥がさえずる小さなダム湖です。 ただただ紅葉が綺麗です。
「ちょっと外で写真を撮ってくるからね」
「あんまり遠くに行っちゃ駄目だよ」
母は誕生日に買ってあげたデジカメを片手に、リハビリがてらの散歩に行きました。
私はノーブルのキッチンで昼食を作ります。
今日はシャトルシェフでご飯を炊いて、持ってきたハヤシライスを温めれば完成です。 母が喜んでくれればと昨夜のうちにハヤシライスを煮込んでおきました。
ご飯が炊ける少し前に母が戻ってきました。
「凄い綺麗な写真が いっぱい撮れたよー」と、喜んでいます。
「よかったねー、丁度ご飯が出来たよ」
インスタントなカップスープも添えて、本日の御馳走が完成です。
母と二人、水入らず。 リビングの窓から紅葉を眺めながらハヤシライスを食べました。
「美味しいねー、キャンピングカーで食べるのがお母さんは一番美味しい。 いつも色々な所に連れて行ってくれてありがとう。」
母が喜んでくれて よかった。 少しは親孝行できているのかなぁ。
母と日が傾くまで、ノーブルのキャビンで のんびりと過ごしました。
TVを観たり、昼寝したり、紅葉の写真を撮ったり・・・・
「さあ、そろそろ帰ろうか」
帰り道、備前の片山湾を通ります。
夕日の湾にカキ筏、なんともドラマチックな締めくくりでした。
「もう少し遊んでから帰ろうよ」
えっ、いやはや、86歳の母ですが まだまだ元気です。
「じゃあ、もう少しだけね」母に甘えられて、近場の港で道草です。
コンビニでアップルパイを買って、珈琲を沸かして・・・・
今日も とってもいいデイキャンプに成りました。
ノーブルは いいなあ。 ホントに楽しいです。
母はキャンプが大好きです。
「若い頃は随分と心配ばかり掛けてきました。 これからは、ノーブルで色々な所に連れて行ってあげて、少しでも親孝行したい」
そう思いながら帰路に就きました。
しまなみ海道の夕暮れを満喫し、初シャワー体験
9月の終わり、楽しみにしていた休日がきました。
今日は、妻と二人で しまなみ海道に出掛けます。 秋分を過ぎたのに まだ蒸し暑さが残る西日本です。
しまなみ海道は先月にも行ってきて、今回が2回目のキャンプです。
景色の素晴らしさを知っているだけに、期待が高まります。
今回のキャンプで楽しみにしているのは島並みの景色だけではありません。
「はじめてのシャワー体験」をするんです。
以前からお願いしていたシャワーカーテンが ようやく付いたんです。 キャンピングカーでシャワーを浴びることが憧れでしたから、とても嬉しいです。
いつのも様にノーブルを準備して、11:00過ぎに我が家を出発しました。
山陽自動車道から しまなみ海道に、今日は高速道路を使って移動時間を短縮です。 高速は交通量も少なく順調に流れています。
ノーブルで高速に乗る時は風に注意です。 強い横風には気を遣います。 それと もうひとつは轍! スピードを出していて轍に車輪が取られると とても怖いんです。 とっさにアクセルを緩め逆ハンを当てて車体の体制を立て直しますが、ヒヤリとする一瞬です。 風とミックスなら尚の事です。
ブリジストンのカムロード専用タイヤ「DURAVIS CAMPER」は 轍に強いとのことなので、次にタイヤ交換する際には使ってみたいです。
今日の風は弱く80Km/hで巡航できています。 天候も良好で、高い視線からの景色を楽しみます。
尾道から向島(むかいしま)へ渡り、次は因島(いんのしま)へと、島伝いに橋を渡って行きます。 島と言っても二島併せれば江ノ島の約150倍の面積で、広島東部地域のベッドタウンでもあるため人口も5.5万人以上住んでいます。
生口橋(いくちばし)が見えてきました。
橋からの景色です。
見渡す360度が青い空と蒼い海、連なる緑の島々に囲まれた 穏やかな海を小型のフェリーが白く航跡をひいて進んでいます。 この絶景が しまなみ海道です。
橋を渡りきって、本州から三つ目の生口島(いくちじま)が今日のキャンプ地です。 人口 は1万人程の静かな島です。
島に上陸しました。
煌めく海を左手に見ながらノーブルを島の東岸ルートで走らせます。 道幅もあり整備された舗装路は走り易いです。
ちなみに、尾道方面から もうひとつ先の大三島(おおみしま)に渡る多々羅大橋(たたらおおはし)ですが、風の影響をとても受け易いので、風が気になる日は ここ生口島がお薦めです。
島内を走ること30分で、瀬戸田サンセットビーチに到着しました。 今日はここで車中泊します。
今年(2014年)の夏にオープンしたての管理が行き届いた綺麗な施設です。
夏のシーズンは賑わったであろうビーチは 人気も まばらで、代わりに高く舞うトンビの鳴き声が響いてきました。
ここサンセットビーチの駐車場は夕方の17:00までしか車は置けないとのことです。 300m南寄りの船着場なら明日の朝まで駐車していてもかまわないとの事ですが、サンセットビーチにはRVパークもあるので利用してみました。
サンセットビーチのRVパークですが、基本的に土・日・祝と祝前日の営業です。
今日は平日でしたが、管理棟の方にお願いしたら利用させてくれました。
利用できるのは、駐車スペースと外部電源とキャンプ場共同水道です。
利用時間は16:00~翌日9:00ですが、時間内に外部電源 のキーを返してくれれば お昼前まで駐車していてもいいとのことで助かります。
料金が細かく決められていて、基本料金は1スペースで2,000円です。
その他、サイドオーニングを使うと別料金に、車外でBBQをすると別料金にと嵩んでいくそうです。
サンセットビーチは他に、レストラン、トイレ、コインシャワー、レンタサイクル、ゴミ回収BOXまで充実していますから、RVパークを利用する価値は十分にあります。
夕暮れ時です。
穏やかに時間が流れる瀬戸田の夕暮れです。 一瞬ごとに表情を変えていく夕暮れの海辺。
潮の香りと島の風を感じ、海鳥達に目をやります。 いつもの仕事の忙しさから解放され島並みの景色の中に身を置く、この時間がなんとも贅沢で癒されました。
さあ、そろそろノーブルに戻ってくつろぎましょう。
ロールスクリーンカーテンを閉じると一気にプライベート空間です。 毎度ながらにノーブルのキャビンは落ち着きます。
今回はRVパークを利用しているので外部電源が使えます。 車内が蒸し暑いのでルームクーラーを除湿で入れました。
いつもならここで食事の支度に移るのですが、今日はシャワーを浴びるんです。
今日のために妻がシャワーグッズを色々と揃えてくれていました。
ノーブルの生活水タンクは55L入ります。 それに温水ボイラーの22Lを合せると77Lです。 実際には、ポンプの空引きまで引いてもタンクの底に水は残るので70Lくらい使えるのだと思います。
この70Lだけで夫婦二人がシャワーを浴びて、尚且つ生活水もある程度 残しておかなくては成りません。
家庭のシャワーは1分間で10L使うそうですから、普段通りに使えばとても足りません。
はじめてノーブルでシャワーを浴びるので どのくらい水を使うか解りませんし、サンセットビーチにはコインシャワーもあるので私はどうにでも成ります。 そこで妻が先に浴びることにしました。
生活水タンクのレベルゲージは、はじめは満タンです。
妻がシャワーを浴び始めました。 レベルゲージを見ていると、それ程減っていきません。 そうこうしているうちに妻は浴び終わりました。
一人目でこのくらい使いました。 ※右側の丸いゲージが生活水です。
妻からアドバイスを受けて、次は私の番です。
シャワー栓を開きます。 混合栓を少し熱めに調整して、まず頭からひと浴び。
タオルに付ける石鹸は少なめに身体を洗いました。 その後、頭もシャンプーしてシャワーで全身を洗い流します。
「いやー、気持ちいいー」熱めのお湯を2分くらい浴びました。
実際にシャワーを使った時間は、最初のひと浴びと、タオルを洗ってシャワー室も流した時間も併せるとて4分くらいでしょうか。
短時間でさっと ひとシャワーでしたが、さっぱりしました。
レベルゲージを見ると まだ余裕があります。 生活水がこれだけ残っていれば明日までいつもの様に使えます。
シャワーで思った程 水を使わなかったのは、シャワーの勢いが家庭より弱いためです。
感覚的には家庭のシャワーの半分くらいの水圧で、水量は1/3くらいです。
はじめてのシャワー体験でしたが、思った以上に上手くいきました。
水の余裕がまだあるので、次回はもう少し長く浴びてみようと思います。
シャワー室の掃除は妻がしてくれました。 要領よく簡単に済ませていました。
シャワーを浴びたらドライヤーで髪を乾かします。 ノーブルの電源は容量が大きいのでドライヤーも使えますが、今日は外部電源ですから電気の心配要らずです。
シャワーの感想ですが、カセットトイレが有るために足元が狭いのは難点ですが、それよりもキャンピングカー内でシャワーを浴びれることの方が嬉しいです。 空間的には必要十分で、大きな鏡がある分だけ圧迫感を感じずに浴びられました。 そして浴び終えてシャワー室を出たら そこがクーラーの効いたプライベート空間と言うのが妻的にはポイントが高いそうです。 身体を拭いたら「即パジャマが着れる」、それがいいんですって。
単細胞の私的には、夢だった「シャワーの後の冷えた缶ビール」が実現できて満足でした。
シャワーが使える様になったので、これからは 入浴施設を気にせずに移動できます。
旅先の温泉も大好きですから、どちらも併用でキャンプしていこうと思います。
さて、シャワーでさっぱりしたところで晩御飯作りに取り掛かりましょう。
ここからが私の大好きな時間です。 私は料理が趣味なのでノーブルのキッチンに立つのがとても楽しいんです。 実用的で優れた素晴らしミニキッチンです。
今回の料理ですが、シャワーでどのくらい水を使うか解らなかったのと、調理時間の短縮も兼ねて食材を予め刻んできました。 まな板と包丁を使わずに調理するんです。
ジッパロックに食材を入れてきました。 かさ張らず衛生的です。 お米も磨ぎ洗いしてきました。
今夜は「肉豆腐鍋」と「きのこの炊き込みご飯」を作ります。
食材を切る手間を省けたので、効率よく あっという間に料理は完成です。
シャワーカーテンと一緒にお願いしていた、大きめのテーブルも届きました。
これまで、純正テーブルでは もうひとつ狭く感じていたのですが、今日は鍋を真ん中に置いても余裕があります。 お刺身も添えて、御馳走です。
「島並みの海に乾杯!」
「肉豆腐、凄く美味しいよー、いつもありがとう」妻に誉められて喜ぶ単純な私です。
「炊き込みご飯も出来あがりーぃ、上手く炊けたよ」
すっかり使い慣れたシャトルシェフが、とても重宝しています。
海辺のキャンプのいいところはTV映りがいい点です。
妻はTVが大好き。 ノーブルのリビングで食事を楽しみながら夜遅くまでくつろぎました。
静かな朝です。
昨晩にRVパークを利用したのは私達だけ。 時折隣の港を出入りする漁船のエンジン音すら心地よく感じる朝です。
妻と一緒に朝のサンセットビーチを散歩しました。 日頃から運動不足の私ですから、キャンプの時くらい運動しなくては。
今日はお昼まで瀬戸田でのんびりしてから帰ります。
妻はリビングでTVを観て、私は外で趣味の写真撮りです。
ゆっくりと時間も気にせずに過ごす。 これがノーブルキャンプの一番いいところです。
朝ごはんは抜きでしたから、お腹が空いてきました。 少し早目のお昼を作りましょう。
例によって、刻んできた食材で簡単調理。
「はい、出来上がり!」インスタントな即席ラーメンもノーブルでは御馳走です。
「そろそろ帰ろうか」
瀬戸田RVパークはゴミ回収BOXがあるので助かりました。 綺麗で静かですし、次回も使いたいです。
行きは生口橋を使ったのですが、帰りは小型のフェリーを利用しました。(生口島-因島 間)
瀬戸内の海に揺られながら景色に癒され、終わりつつあるキャンプに充実感を感じています。
今回のキャンプも最高に楽しかったです。
ノーブルのお陰で、夫婦水入らずの いい思い出が作れました。
これからも妻を大切に、そして母も大切に家族三人が元気で仲良く。 ノーブルは我が家の鎹として一役買ってくれています。
ノーブルの使い勝手、その5(嬉しい装備)
ノーブルの嬉しい装備
ノーブルは冷蔵庫からルームクーラー、シャワー室まで整ったキャンピングカーです。
キャンピングカーは装備さえ充実していれば良いのではないと思います。 人が暮らす動作や導線を考慮したレイアウトも重要です。 私はノーブル以外のキャブコンを知りませんが、ノーブルは そう言う点も とても良く考えて作られていると感じます。
嬉しい装備は沢山ありますが、特に私的に五つあげると・・・
①ベッドールーム
ベッドルームの快適性は最高です。 毎日このベッドで寝てもいいくらいに快適です。
更に、リビングとベッドルームを独立した別の空間感覚で使えるレイアウトが、 家族間のそれぞれのペースを崩さずに過ごさせてくれます。
②キッチン
使えるキッチンが料理好きの私にはたまりません。 旅の楽しさを何倍にも増してくれる装備です。
③シャワー室
狭さを感じさせない大きな鏡にプラスして、換気と明かり取りの窓も圧迫感を取り払ってくれます。 太陽光発電式で朝から勝手に作動してくれる小型換気扇が脇役ながら活躍してくれて、使えるトイレ&シャワーは生活環境だけではなく満足度まで高めてくれます。
④窓
要所に設置された窓のおかげで車内は広々と感じます。 旅先で風の流れや光を感じ、景色や季節に感動し、夜にはプライベートな空間を確保してくれるノーブルの窓が、私はお気に入りです。
⑤クローゼット
このクローゼットにはとても満足しています。 コート等の衣類やカバンに帽子を収められる、贅沢で とても気の効いた装備です。 国産のキャブコンとしても高級感のあるノーブルですが、このクローゼットがあることでホテルや旅館感覚で使える様な満足感があります。
その他、嬉しい装備を上げれば切りが無いです。
ノーブルの装備トータルに、とても満足しています。
ノーブルの使い勝手について、私なりに感じたことを書いてきました。
これは使う人によって違うでしょう。
でも我が家にとってノーブルは本当によく出来たキャンピングカーです。 足の悪い母でも段差が小さく昇降し易いエントランスやオプションのダイニングベッドマットが用意されているおかげで、家族三人でキャンプを楽しめています。
見知らぬ街に出掛け新しい発見をしたり、夕焼けの海に感動し、鳥のさえずる森の空気を思いっきり吸い込んで、趣味の料理の時間を楽しめて、家族との大切な思い出を作れる。 鈍足な揺れ心地すら楽しく 心わくわくさせてくれる。 それが我が家のノーブルなんです。
私なりの「ノーブルの使い勝手」でしたが、キャブコンに ご興味をお持ちの方に 少しでも参考にしていただければ幸いです。
これでノーブルの使い勝手のレポートを終わります。